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このコーナーは文具に関する豆知識をお送りいたします。
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白いTシャツに油性ペンで絵や文字を書くと、インクがにじんで汚くなってしまいます。
そんな時は、書く前に布に水をつけて、軽く絞ってからにしましょう。その後、油性ペンで文字を書くと、インクがにじまずにきれいに書けます。
そのわけは、毛細管現象に有ります。油性ペンのインクがにじむのは、布の繊維にインクがしみ込んで広がるから。事前に布に水を含ませて繊維のすみずみまで水をゆきわたらせておけば、インクがしみ込もうとしても水にはばまれてしまいます。そのため、インクがにじまなくなるのです。
「H」はハードの略で、1Hから9Hまであり、数が大きくなるほど、芯も硬くなります。9Hにもなると文字を書いても薄くて読みにくいのですが、針で引っかいたような跡を紙に残す事が出来ます。
一方、Bはブラックの略で、柔らかい芯です。Bから6Bまであって、文字が大きいほど軟らかさがは、増し、濃い黒色となります。
一般に用いられるHBは、硬さと黒さが中間のもの。「F」は「丈夫」という意味のファームの略で、HBとHの中間の硬さのものをいいます。
CDにひっかきキズがついてしまうと、その部分が音トビして、ヘンな音楽になってしまいます。そんな時は油性ペンをキズの部分に塗りましょう。音トビが直ります。
音トビは、キズの部分でレーザー光線をネジ曲げてしまう為、正しい情報が読み取れなくって起こる現象です。油性ペンでキズによる凹部を埋めてしまうと、レーザー光線のネジ曲がりがなくなるためらしいのですが、確かな理由はわかりません。
ちなみに、油性ペンの色は問題にはなりません。
机や会議用テーブルなどに油性ペンで書かれた線や落書きは、いくら雑巾で拭いても落とせません。そんな時は修正液を使うと、キレイに落とせます。落し方は、落としたい所に修正液を塗って、完全に乾いたところで定規を使って端から修正液を削っていくだけ。これできれいに落とせます。
修正液には、固まろうとする成分と、溶かして柔らかくしようとする成分の2種類が含まれています。
まず溶かす部分が働いて、インクを柔らかくします。その後、溶かす成分は蒸発してしまいます。それから固まる成分が働いて、溶けたインクと一緒に固まりますから、机の落書きも落とせるのです。
今は便利にシールはがしや切手はがしというものも市販されてますが、家庭にあ今は便利にシールはがしや切手はがしというものも市販されてますが、家庭にあるものできれいに する方法です。
台所にある中性洗剤とラップを使います。 まずシールの上に中性洗剤を広めに塗り、その上にラップをピッタリと貼ってシールを覆います。 そのまま5分まってからラップをはがすと、シールがペロツときれいにはがれます。
但し、シールの粘着剤によっては5分以上もかかるものもありますし、シールを貼った面が塗装加工されていると、塗装面が変色する可能性もありますから 注意してください。
包装紙の端を止めているセロテープにアイロンを当ててみましょう。ポイントは、アイロン温度を手で触れるくらいの低温にする事。ドライヤーの温風をあてる事でも、同じ効果が得られます。
瓶に貼られたラベルをはがす時にも、アイロンが活躍します。 このときは高温にしてラベルを当ててください。
染料 | 顔料 | |
---|---|---|
性質上の違い | 水・溶剤に溶けやすく、砂糖のように均一に溶ける(完全に溶ける) | 水・溶剤に溶けないため、砂のように粒子状で浮遊している(添加剤で分散させる) |
重量(比重) | 軽い | 重い |
粒子の大きさ | 細かい | 粗い |
耐水性・耐光性 | 弱い | 強い |
色数 | 豊富 | 少ない |
鮮明度・濃度 | 優 | 良 |
筆記用具に使用されるインクには、色素(色を出すモト)に「染料」を用いたものと「顔料」を用いたものがあります。また、その色素の溶剤(色素を溶かすもの・分散させるもの)に、水と油の2種類があって、筆記具用インクは以下のような4種類に大別することができます。
【ゲルインクボールペン】は水ベースの溶剤と着色剤(染料、顔料)を用いた<水性インク>タイプです。
この<水性インク>は、ボールペンの他にも万年筆やサインペンなどに使われ、色の鮮やかさが最大の特長です。
そして<水性インク>は、用いる着色剤によって次のように分類されます。すなわち、「水性染料インク」と「水性顔料インク」に2種類です。
ではここで、今回のテーマである「染料」と「顔料」という2つの色素について、ご説明することに致します。
こういったところが各々の長所・短所ですが、両者共に一長一短があって、今のところ両者のよさを完全に満たす性質のものは残念ながらありません。使用目的に応じた上手な使い分けがポイントということになりそうです。